外耳炎ってどういう状態?
外耳炎とは、簡単にいうと、耳掃除の際に傷ついてしまった外耳道の皮膚の表面に、細菌や真菌が繁殖して炎症が発生してしまう病気です。 最初は外耳道の軽い痛みやかゆみから始まり、しだいに夜眠れない程の激しい痛みに変わります。 さらにひどくなると耳から膿のような液体が出る耳漏(じろう:耳だれ)や、耳が詰まったような耳閉感、耳鳴り、難聴が起こることさえあります。 また、外耳炎の中には「外耳道真菌症」に進むケースもあります。 この外耳道真菌症では、傷ついた外耳道の表面に真菌というカビの一種が繁殖し、我慢できないぐらいのかゆみが生じます。 このように外耳炎は決して油断できない、厄介な病気なのです。
外耳炎は再発しやすい傾向に
なお、外耳炎は、耳かきが癖になっている方ほど治りが悪く、再発もしやすい傾向にあります。 また、お風呂に入ったりプールに入った後の耳垢が湿って膨張している時に、耳掃除をすると外耳炎になりやすいので、特に耳の中が湿っている時には注意が必要です。
コロナ禍で高まる外耳炎のリスク
新型コロナウイルスの影響で仕事や授業がリモートになりイヤホンを長時間使用されると外耳炎になりやすくなるニュースが増えています。
HUFFPOST「外耳炎」のリスク、在宅ワークで高まる?対策を専門医に聞いてみた